土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

平成25年度決算特別委員会(第9日目) 開催日:2014.10.03

◯委員(土屋 準君)  教育費におきましては、新教育センターにおける旧鞆絵小学校の学校歴史資料についてお伺いいたします。
 港区は、学校における学校力、教師力を強化し、子どもたちの人間力を豊かに育てるような学校教育を支援するため、新教育センターを旧鞆絵小学校跡地に設置する計画でいます。旧鞆絵小学校は、その歴史は我が国で最初の公立学校であり、当時の東京府が明治3年に初めて設置した一番校、東京府小学第一校にさかのぼります。これが後の鞆絵小学校になり、ご存じのとおり、その後統廃合により、平成3年、現在の御成門小学校になっております。ちなみに、第二校は1日違いで現在の千代田区立番町小学校、第三校は現在の新宿区立愛日小学校とのことです。そんな中、虎ノ門地域や旧鞆絵小学校の同窓会の方々からは、新教育センターの中に旧鞆絵小学校の記憶を継承する施設を設置してほしいという旨の要望が出ていると聞いております。
 そこで、お伺いいたしますけれども、虎ノ門地域や旧鞆絵小学校の同窓会の方々からはどのような要望が出ていますでしょうか。

◯教育政策担当課長(橋本 誠君)  旧鞆絵小学校の学校歴史資料につきましては、同窓会、元PTA役員、地域住民の方々から閲覧施設の設置や活用についてご要望をいただいております。ご要望の内容ですが、小学校設立からの記録や資料を閲覧できる施設の設置をはじめ、開校100周年記念事業で建立された石碑を活用した記念碑の設置、日時計、藤棚、二宮尊徳像、記念植樹などの活用について伺っております。

◯委員(土屋 準君)  ところで、区は旧国立保健医療科学院の土地及び建物を、国から旧鞆絵小学校跡地との交換で取得しております。昨年8月に制定されました旧国立保健医療科学院整備活用基本計画によりますと、旧国立保健医療科学院には郷土資料館を置く計画ですけれども、その郷土資料館に学校歴史資料室機能を含め整備するとしております。この学校歴史資料室は、区が学校教育史を伝える場として分散収蔵されている資料の収集保存、展示、情報提供による学校教育の情報拠点、教育を通じ港区を広く紹介する場として、同窓会、小・中学校卒業者、在校生、一般区民の活用を図る施設として整備するとのことでございます。一方、旧鞆絵小学校跡地に整備する公共施設の計画では、緑豊かな屋外空間や地域の歴史として旧鞆絵小学校の記憶を継承する空間の整備をすることが示されております。
 そこでお伺いいたしますけれども、旧鞆絵小学校の記憶を継承する歴史資料の保存や展示方法について、どのように考えていますでしょうか。

◯教育政策担当課長(橋本 誠君)  現在、旧鞆絵小学校の学校歴史資料につきましては、旧国立保健医療科学院に保管しております。歴史ある旧鞆絵小学校の学校歴史資料につきましては、子どもたちをはじめ、区民の皆さんの学習活動にも活用できる貴重な教育資料と考えております。新教育センター事業の進捗のおくれにより、旧鞆絵小学校の学校歴史資料の具体的な保存や展示方法につきましてはまだ決まっておりません。
 また、新郷土資料館に整備予定の学校歴史資料室への保存、展示方法につきましても、同窓会、元PTA役員、地域住民の方々からご意見をいただき、計画を進めてまいります。

◯委員(土屋 準君)  さまざまな歴史の記憶の中で、港区が一番となっているというものは大変貴重なものではないかと思っております。旧鞆絵小学校の記憶を継承する歴史資料の保存や展示方法につきましては、地域や旧鞆絵小学校の同窓会の方々からの意見もよく聞いて、大切に取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わります。

◯委員長(林田和雄君)  土屋委員の発言は終わりました。

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