土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

平成27年度予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2015.03.05

◯委員(土屋 準君)  民生費におきましては、青少年健全育成事業について、お伺いいたします。
 昨今、青少年が犯罪に巻き込まれる事件を見ますと、青少年を犯罪行為や犯罪組織から守り、また、青少年犯罪を防止するために地域の安全を改善するとともに、関係機関相互の連携を深めていくことが大切ではないかと思っております。
 区では、地方青少年問題協議会法に基づきまして、条例で港区青少年問題協議会を設置しております。そして、毎年、そこでの議論を経て、港区青少年健全育成活動方針を制定して、区の事業を青少年活動関係団体等に周知していくことで区内の青少年の健全育成を総合的に推進していっていると思っております。
 また、区では、区立中学校単位で活動しております10地区の港区青少年対策地区委員会に対しまして、補助金を支給したり、あるいは全地区の活動としても位置づけられております、みなとキャンプ村を開設するなどして、青少年の地区活動を支援しております。
 そこで、まず、区ではいろんな事業を行っていると思いますけれども、この全地区の合同行事であります、みなとキャンプ村についてお伺いします。この事業は、日ごろ自然に親しむ機会が少ない都心の青少年にとりまして、大自然でさまざまな体験ができ、それを通じて自主性や協調性などを養うことができる事業だと思っております。区としても、この事業を引き続き推進していくと思いますけれども、実施場所を含め、区が今後も実施していくにあたっての課題等をどのように考えているか、お伺いしたいと思います。

◯子ども家庭課長(櫻庭靖之君)  みなとキャンプ村は、毎年、青少年対策地区委員会が中心となって、10地区ある地区委員会を2つに分けて、それぞれ250人規模で実施しております。
 現在利用しているキャンプ場は、自然に親しめる環境があり、一度に200人から300人の受け入れが可能で、かつ港区から片道3時間程度で行くことができる場所として選定を行いまして、平成16年度から現在の山梨県の小菅村にある平山キャンプ場としてございます。平山キャンプ場は、キャビンや炊事場などのキャンプ場としての設備が完備され、雨天でもキャンプファイヤーが行えるテントサイトがあるなど、施設が充実していることから、利用される青少年や地区委員会の皆様から好評を得ております。
 みなとキャンプ村を実施していくにあたっての課題といたしましては、現在のキャンプ場が将来、利用できなくなることも考えられますので、今後、代替地の検討が必要であると認識しております。また、みなとキャンプ村は、原則として、毎年8月の第2、第3の土・日・月曜日の2泊3日の日程で実施しておりますが、特に第2ローテーションについては、お盆と重なり、指導者の確保が困難と聞いております。そのことから、日程を金・土・日曜日に変更したらどうかというご意見が出されており、実施時期の見直しも検討課題の1つです。今後、地区委員会のご意見を踏まえ、実施時期の見直しを検討いたします。

◯委員(土屋 準君)  ぜひ今後もいろんな工夫をされて、すばらしい事業展開をしていっていただきたいと思っております。
 次に、港区青少年対策地区委員会への支援について、お伺いいたします。昨今、港区の人口も増えまして、これに伴い、青少年人口も増え続けております。区が行うみなとキャンプ村をはじめといたしまして、各地区の青少年対策地区委員会のさまざまな活動を推進していくことが、区内の青少年の健全育成に役立つのではないかと思っております。
 そこで、区は、この青少年対策地区委員会に対しまして、青少年活動に対する補助金の支給をはじめ、さまざまな支援をしていることと思いますが、どのようにしていらっしゃいますでしょうか。

◯子ども家庭課長(櫻庭靖之君)  港区青少年対策地区委員会に対する区の支援といたしましては、地区委員会の活動費を補助するほか、地区委員会の会長で組織する会長会や、実務担当者による担当者会議を開催して、10地区の情報交換や連携のための支援を行っております。会議には、各地区総合支所の職員も参加し、より地域に根差した情報交換の場としてご活用いただいております。
 また、会長会の要望も踏まえ、今年度は、区のホームページから各地区委員会で開設しておりますホームページが閲覧できるようリンクを張るとともに、地区活動に必要な申請書類が区のホームページからもダウンロードできるよう改善するなど、地区委員会の活動が円滑に行えるよう、支援を行っております。今後も地区委員会のご意見等を尊重し、各地区総合支所と連携しながら、青少年対策地区委員会活動を支援してまいります。

◯委員(土屋 準君)  区の青少年健全育成につきましては、この青少年対策地区委員会の活動は大きいのではないかと思っております。それぞれの地区委員会におきましては、ファミリーボーリング大会、バスハイク、スキー教室などそれぞれ魅力的なイベントを工夫して実施していることと思います。
 一方で、青少年人口の増加に伴いまして、今後も参加者が増えていくことが見込まれることから、それぞれの地区委員会の運営状況が厳しくなっているという声も聞いております。今後も青少年の健全育成に関する活動が活発に行えますよう、区の支援を強化していっていただきたいと思います。
 以上で質問を終わります。

◯委員長(二島豊司君)  土屋委員の発言は終わりました。

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