土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

令和3年度決算特別委員会-09月22日

○委員(土屋準君) 環境清掃費におきましては、給餌による生活環境の悪化への対応についてお伺いいたします。
 昨年ぐらいから、芝浦港南地区で発生している大量の給餌、餌やりですね。多くのハトが集まり、周辺の建物へのふん被害や羽根の飛散等、生活環境に甚大な悪影響を生じさせました。環境美化条例を根拠にした積極的な対応ができなかったため、地域の皆さんや警察署、区職員の皆さんの行う注意喚起ではなかなか状況の改善が見られず、解決まで時間を要していたところでした。このようなことから、地域の方々からは、法的根拠に基づいた対応を求める声が寄せられました。
 このため区では、条例で給餌に関する規定を設けている自治体への聞き取りを踏まえた検討を行い、今月2日の区民文教常任委員会において、条例改正も視野に入れた、給餌により生活環境に悪影響が生じている状態の発生を防止するための対応について報告がありました。私のところにも条例による実効性のある取組を期待していた地域の皆さんから、期待の声をいただいております。
 委員会で報告された今後の取組の中でポイントとなりそうなところがありましたので、お伺いしたいと思います。明確な根拠に基づく指導を進めるとして、環境美化条例に、給餌等により生活環境に悪影響を生じさせることを禁止事項として明記することを検討されているようですが、改正前の現状から何をどのように変えることを想定しているのでしょうか。

○環境課長(大浦昇君) 港区環境美化の推進及び喫煙による迷惑の防止に関する条例では、給餌により集まるハトのふん、鳴き声の被害等への対応に関連した具体的な規定がないことから、過去の事案発生時には注意喚起のみにとどまり、課題解決に相当の時間を要していました。
給餌により生活環境を悪化させることについて、具体的な禁止事項として規定することで、より明確な注意喚起とともに、違反者に対する指導・勧告等さらに踏み込んだ対応が可能となります。これまでよりも実効性を伴う対応によって、早期の課題解決が実現すると考えております。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。地域の皆さんも条例改正の効果を大変期待されております。ただ、条例改正の効果を担保するために、日頃からの取組が必要ではないかと思っております。
そこで質問です。大量の給餌による生活環境の悪化を防止するため、条例に基づく指導以外で、現時点で想定されている対応は、どのようなものがあるでしょうか。

○環境課長(大浦昇君) 環境美化条例の改正による明確な根拠に基づく指導のみならず、事案発生時には、職員による注意喚起のほか、平時から区内を巡回している青色防犯パトロールやたばこ、客引きの巡回指導業務の委託事業者に対しても、当該事案を目撃・発見した際には注意喚起を実施することを検討しております。
また、事案を発生させない日頃からの環境づくりとして、チラシ・ポスターを作成し、区ホームページ、区有施設等で発信するとともに、町会・自治会、美化協議会、警察等と連携・協力し、周知・啓発の強化に取り組んでまいります。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。地域の方々は大変困っております。これからの対応に期待しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。

○副委員長(杉本とよひろ君) 土屋委員の発言は終わりました。

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