土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

令和5年度予算特別委員会-03月02日

○委員(土屋準君) 土木費におきましては、まずスマートバス停についてお伺いいたします。
 添付資料にもアップしておりますが、こちらが今の普通のバス停で、その次のところがスマートバス停と言われるデジタル表示のものです。「ちぃばす」のバス停の質問は、私が議員になって初めての予算委員会でした質問ですが、当時、運賃100円という表示がなかなか見つからないということで質問させていただきました。それは、私がバス停で待っていたときに、たまたま隣で一緒に待っていた方から、このバスって都バスと同じ200円ぐらいで乗れるのかしらと聞かれて、いや、200円どころか100円ですよと言ったのですが、どこに書いてあるのと言われました。バス停の表示を見てみてもなかなか見当たりませんでした。せっかく100円で運行しているわけですから、もう少し分かりやすい表示ができないかと思いました。
 当時は、この上に載っている丸い「ちぃばす」のマークを百円玉マークにしたらどうかというような話をしましたが、なかなかそうはいかずに、結局、運賃100円というカラーで作ったシールを全バス停に貼っていただいて、分かりやすくなりました。考えてみると、全バス停にシールを貼るというのも、やった係の方も大変だっただろうなと思います。本当にそのときはありがとうございました。
 さて、区は、「ちぃばす」のバス停のDXの推進の一環として、スマートバス停の実証実験を昨年10月から先月まで行ったとのことです。これは、時刻表や運休などの情報をデジタルで表示するもので、みなとパーク芝浦のバス停で実施されたものです。
 そこでまずお伺いしますが、この実証実験はどのような目的で行い、どのような検証を行ったのでしょうか。

○地域交通課長(佐藤雅紀君) 今回の実証実験は、運行状況の迅速な情報提供による「ちぃばす」利用者の利便性向上を主な目的として実施いたしました。実験の内容としては、臨時ダイヤや運休に関する情報などを、遠隔操作によりリアルタイムで利用者に周知が可能であるか。また、機器の耐久性や電池の寿命などについて検証するとともに、利用者に対しては、スマートバス停に関するアンケート調査を実施いたしました。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。こういうデジタル表示ですと、確かに変更や修正などがあっても遠隔操作でできますので、全バス停にシールを貼らなくても済むのではないかと思います。この実証実験は4か月程度でしたし、場所もみなとパーク芝浦のバス停だけでしたので、検証も限られたものだったかもしれませんが、初めての試みですし、得られたものはあったのではないかと思います。
そこで質問です。実証実験は、どのような結果だったのでしょうか。また、この結果を踏まえ、今後どのように展開していくお考えなのでしょうか。

○地域交通課長(佐藤雅紀君) 実験により、遠隔操作によるデジタル表示については、通信環境の不足により表示内容の更新に時間を要したことや、短期的には問題がないものの、機器の長期的な耐久性の課題などが明らかになりました。また、バス停利用者へのアンケートでは、回答者の約8割の方が、見やすさについて満足との回答があった一方で、バスの走行位置や遅延時間など、リアルタイムの運行状況が知りたいといった御意見が寄せられました。これらの結果を踏まえ、スマートバス停の機器の仕様や表示内容、設置場所について、今後検討を進めてまいります。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。DXの推進のよい機会になると思いますので、ぜひ進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。ちなみに、この実証実験のスマートバス停には、運賃100円という文字は見当たりませんでしたので、本格運用する際には、ぜひ入れておいていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、きれいな公衆便所についてです。これはほかの委員も何人か取り上げていますので、簡潔にお伺いしたいと思います。公衆便所というと、どうしても暗くて汚いイメージが強いです。また、治安が悪く、犯罪誘発のスペースになっていると言われるところもあります。特に女性からは評判が悪く、あまり使いたがらないようです。いくら街がきれいになっていても、公衆便所が汚いと街のイメージも悪くなりますし、かといってなければ不便なこともあります。
そこで質問です。現在の公衆便所の利用実態は、どのようなものでしょうか。

○土木課長(海老原輔君) 利用実態の調査の結果では、男性利用者が90%以上を占め、平日は会社員やタクシー運転者の利用が大変多い状況です。

○委員(土屋準君) そういう感じですね。ほかの自治体の例を見てみますと、著名な建築家やデザイナーを起用して奇抜なトイレを設置したり、観光地では、観光物にちなんだトイレが設置されていることがあるようです。中には、これが公衆便所かと思われるような豪華なトイレもあるようです。
そこで質問です。港区は今後どのような公衆便所を目指すのでしょうか。

○土木課長(海老原輔君) 誰もが安心して清潔に使える公衆便所を目指して、これまでの公衆便所にない象徴性や独創性のあるデザインと清潔で使いやすい利用環境とするため、非接触型の対応や自己発電型の水栓の採用など、新たな機能を備えた次世代の公衆便所を整備してまいります。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。豪華なものでなくても結構ですので、港区らしい、きれいで快適な公衆便所を造っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上で質問を終わります。

○委員長(黒崎ゆういち君) 土屋委員の発言は終わりました。

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