土屋 準(つちや じゅん) 議会報告

定例会報告

令和5年度予算特別委員会-03月03日

○委員(土屋準君) 教育費におきましては、まず、港区マイスクールPRコンペティションについて、お伺いいたします。
 港区立の小・中学校では、社会科副読本として、区が作成した地域教材で小学生対象の「わたしたちの港区」や、中学生対象の「わたしたちの郷土港区」、道徳の副読本「ふるさと~みなと~」を活用し、郷土への愛着を養う教育を推進しています。
 こうした取組をさらに進め、自分の在籍する学校や地域を誇りに思う心を育むとともに、地域の諸課題の解決に向けて、社会に参加する力を育成するため、児童・生徒が学校や地域の魅力を地域などに向けて発信する港区マイスクールPRコンペティションを開催するとのことです。
 港区マイスクールPRコンペティションは、児童・生徒が主体となり、学校や地域の魅力を向上させる企画を立案、実行し、PRするとともに、その取組を、子どもたちの互選によって審査し、優秀な取組として選ばれたものを区が表彰するというものです。
 そこで質問ですが、港区マイスクールPRコンペティションを開催することになった背景は、どのようなものでしょうか。

○教育指導担当課長(篠崎玲子君) 教育委員会では、毎年子どもサミットを開催し、未来を担う一員として、今後の社会をよりよくするために、学校、家庭、地域社会が目指すべきことや、自分たちができることやすべきことについて話し合い、提言してまいりました。
子どもサミットでは、教育委員会が指定したテーマについて話し合っておりましたが、子どもたちに、今後の成長の過程で必要となる主体性をより一層高めるため、その必要性について協議する必要があるということで話し合いを行いました。
そこで、教育委員会は、児童・生徒が自発的に在籍校や学校周辺の地域の魅力向上に向けた取組を推進することで、より一層の主体性を育むことができるよう、港区マイスクールPRコンペティションを開催することといたしました。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。児童・生徒にとっては、郷土への愛着を養うよい機会になると思いますし、また、地域にとっても、地域の魅力を再確認し、地域の魅力向上につながるよい機会になるのではないかと思います。
そこで質問は、港区マイスクールPRコンペティションの開催により、今後の教育にどのような効果をもたらすと考えていますでしょうか。

○教育指導担当課長(篠崎玲子君) 港区マイスクールPRコンペティションでは、児童・生徒が自分事として主体的に学校や地域の諸課題を解決する力や、社会に参画するための力を育成することを目的としております。
教師は児童・生徒を見守ることに徹し、児童・生徒に企画の立案から取組の実施まで全て任せることで、責任感や自己肯定感がより育まれるものと考えております。
また、区立学校や地域の魅力を児童・生徒が自ら発信する機会を創出することで、在籍校や地域を誇りに思う心を育むことができると考えております。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。子どもサミットなども毎回拝見させていただいていますけれども、皆さん本当によく発表されています。今回の取組も、今後楽しみにしておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
次に、芝浦小学校と開校した芝浜小学校についてお伺いいたします。
前回の予算特別委員会で、開校を控えた芝浜小学校についてお伺いしました。港区は、これまで小学校は統廃合してきた歴史が長く、新設校の開校というのは大変なことだったと思います。
芝浜小学校は、芝浦小学校の通学区域を分割して設置されましたので、新1年生は通学区域によって他の小学校と同様に分けられましたけれども、在校生はどちらかを選択するという形を取っていました。
そこで、前回、学級数の見込みを質問したところ、令和4年度は、芝浜小学校は13学級で、新1年生が4学級、芝浦小学校は30学級で、新1年生が5学級の見込みとのことでした。新1年生は芝浦小学校の方がやや多い程度でしたけれども、在校生は慣れ親しんだ学校から移るのを敬遠してか、芝浜小学校に移る児童は少ないようでした。そもそも芝浜小学校は、芝浦地区の児童数の大幅な増加により新設されましたので、学級数の今後の傾向というのは、地域の方にとっても気になるところではないかと思っております。
そこで質問ですが、芝浦小学校と芝浜小学校の学級数の今後の傾向について、どのように考えていますでしょうか。

○学務課長(佐々木貴浩君) 令和5年度の学級数は、芝浦小学校は、今年度より3学級減って27学級、芝浜小学校は、今年度より4学級増えて、17学級となる見込みです。
今後の学級数については、芝浦小学校はおおむね横ばいに推移していく見込みである一方、芝浜小学校の学級数は、現在、学級数の少ない高学年が卒業していくにつれ、徐々に増えていくと想定しております。
今後も、児童数及び学級数の推移を注視し、計画的に教室数を確保するなど、適切に対応してまいります。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。だんだんきちんとなっていくのではないかと思っております。
また、以前の質問では、新設校ということで、校名や通学区域、PTAの設立などについて伺い、また、芝浜小学校は、芝浦小学校の通学区域を分割して設置されたことから、これまで同じ小学校の通学区域であった町会や自治会の区域が両校に分かれるということにもなるので、同じ地域の小学校として、両校が連携や交流をしていけばということもお伺いしました。
その際の答弁では、芝浦小学校のよさを受け継ぐとともに、芝浜小学校独自の校風も確立できるよう、学校を支援していくとのことでした。
そこで質問ですが、芝浜小学校はこの春に開校して1年になりますが、地域に愛される学校とするために、地域の特色を生かして、今後どのような教育活動を充実させていくのか、お伺いします。

○教育指導担当課長(篠崎玲子君) 芝浜小学校では、今年度、全ての学年において、地域企業や人材、施設を活用した教育活動に取り組んでまいりました。
具体的には、運河学習や竹芝での環境学習、伝統文化交流館で日本文化を学ぶ学習等において、芝浜のまちを様々な視点から見詰め、地域が抱える課題を自分事として捉え、解決策を考える学習を進めております。
来年度は、今年度の取組を継続してまいります。特に保護者や港区観光協会と連携したまちあるきツアーについては、今年度の取組をさらに発展させ、地域のよさや魅力を児童自らが再発見したことを、保護者だけでなく地域の方にも発信するなど、特色ある教育活動を展開する予定です。
引き続き地域資源を十分に活用した教育活動を年間を通じて実施することで、主体的に学習に取り組む力を育成するとともに、郷土愛を育んでまいります。

○委員(土屋準君) ありがとうございます。
やはり芝浦地域独自の特色ある教育をされているのではないかと思っております。郷土愛もぜひ育んでいってもらいたいと思いますし、先ほどの港区マイスクールPRコンペティションもそうですけれども、学校や地域の魅力を向上させる取組ができればと思っていますので、よろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。

○委員長(黒崎ゆういち君) 土屋委員の発言は終わりました。

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